Day9
2013.06.05
本日のルート
本日はここ数日に比べ、比較的スムーズに走行することができたが、タンクローリーに長い列ができ、時間がかかるのだけは問題。
キャンプ地はヒャルガス湖の近く。我々が持ち込んだテントが大きいものなので、日本チームの皆に「ホテル杉山」と呼ばれ、集まって団欒をするのが定番となった。
モンゴルでは、ランドクルーザーや日本の高級車が多く走っている。また、ケータリングに来るモンゴルの女性もきれいに着飾っていて、遊牧民のイメージを持っていた我々には新鮮に映った。
現在ネット環境のない場所にいるため、杉山からの衛星電話の情報をもとに、代筆しております。12日目のロシアに入国次第更新します。(スタジオKC)
現在の日本チームは3組6名 (自然とチームになっていた)
それぞれが持ち味を出しながら団結している
食後、ホテル杉山でコンロでお湯を湧かしカップヌードルを作り、ワインを飲みながらの歓談
他国の参加者はびっくりしておりました。
テントが大きいため、寝るときはテントの中にテントを作ることで寒さ対策
それにしても、毎日同じような景色が続いていますね
Sugiyama
現在ネット環境のない場所にいるため、12日目のロシアに入国次第更新します。(スタジオKC)
エカテリンブルグから追記します。
テルメン湖、朝7時、快晴、気温10度。微風が吹き湿度40%。快適な朝だ。
このところ日の出は5時,日の入りは21時30分。
テルメン湖は湖岸に白い結晶があり,顔を洗ったついでに舐めてみると塩味なので、弱塩水湖のようだ。したがって魚を見かけず湖畔に草木が生えていない。遠くから見ると死海のような静けさだ。昨日も書いたとおり,キャンプ地には牛馬の糞や羊ヤギの糞が大小様々に転がっているが,太陽の光で乾燥し,ハエ等の虫もいない。この乾燥した糞を燃料にすると日本で聞いて本当かと思ったが,ここに来るとその糞がからっとした感じでこれを燃やすのに何の違和感もない。モンゴルの人たちは身の回りの動物の全てを利用しているわけだ。
今日はラリーらしい一日だった。最初から難コースなので、前に出発した車が慎重に走り(時速20kmくらい),お陰で我々は前の車を何台もキャッチして追い越すことが出来た。前後に車がいることは,我々の車がコースを外れていないということを意味し,気分的に楽になる。これまでの一人旅とは大違いだ。ただこれらの車は速く走れる区間に来ると,高速で我々の車を追い越していくので,全体として抜きつ抜かれつの関係になる。早い段階で慎重な車を追い越しておいて,後に備えるという意味で,我々は1台追い抜くごとに貯金1とカウントし、抜かれるごとに貯金が減ったと考え,出来るだけ貯金をキープするようにラリーを組み立てた。
今日もラリーで大きなトラブルがあり,砂(ソフトサンド)にはまって動けなくなってしまった。後続の車が3台いたが,我々の様子を見て別のルートを探し、さっさと行ってしまった。我々が突撃隊をやって彼らに道を教えたことになる。結局レスキュー隊に引っ張ってもらって窮地を脱出した。
ヒャルガス湖に到着する直前に猛烈な砂嵐が到来し,前が全く見えなくなった。後で聞くと前線の通過によるものとのことだったが,凄まじい威力でその間は立ち往生してしまった。キャンプ地に到着した後も何回か砂嵐があり,その度に全ての作業が中止し,吹き飛ばされるテントもあった。
Chikushi
この景色に最初はビックリ
いたるところで出会う
-
勇姿
モンゴル人に似てきたようだ -
キャンプ地に向かう途中に砂嵐が襲い,前を見ることが出来ない。
-
キャンプ地でも砂嵐。前線の通過によるものとのこと。
-
現地の子供たちと。母親が写真を撮ってくれた。
-
タンクローリーからのパイプが細いので,給油に時間がかかる。
-
朝食時テント内では、好きな卵料理を
作ってくれる -
湖畔のゴール場所
ここでタイムの記帳が行われる -
モンゴル人と加藤社長
-
ここを下ればキャンプ場
-
一路キャンプ場へ
-
湖畔で給油を受ける
ビール代を立て替えてくれた2番 -
小休止
高地という事もあり、とにかく疲れる
Moive
Peking to Paris Motor Challenge 2013 #94 Sugiyama&Chikushi
杉山・筑紫チームのユーラシア大陸横断記「9日目」です。
次の動画は「11日目」です。