レース記録

Day29

2013.06.25

本日のルート

このレポートは26日フランス時間午前7時過ぎに書いている
約4時間前にtroyoesnoビジネスホテルに投宿
9時に出発して、12時頃troyoesの修理工場に車を入れる
既に、大会指定ホテルより、部品が到着している電話があったので、今度は間違いないだろう
部品が違っていたりして・・
本隊は今日スイスのダボスに入る、我々は2日半早くフランスに来ているので、その間に修理して
本隊と合流する予定である
昨日と昨晩で1200キロを2人のドライバーが交代で走り抜けた
スロバキアから30分でオーストリアに入る。国境検問等はない、そもそも国境らしきものがない
オーストリアとドイツも同じである
早い話EUに入ればすべフリーになる。 そのためかウクライナからスロバキアに入るときには、ベントレーがレントゲン検査があるほど厳しい(約3時間かけての入国)
ちなみに本隊が通るときはスムーズだったそうだ。(別行動は不利になる)
今回感じた事は、北京パリ事務局は各国に対し、本レースの存在を強く認識させているようで、
スピードオーバーや信号無視等では捕まらない、逆にポリスが守ってくれる始末
又、本大会中ロシアで、92番の女性が交通事故で亡くなったので、レースについて、当局から何らかの注文を付けられるのではないかと思っていたが、何もなくレースは続行されている(日本であれば、何らかの改善をしただろう)イギリス人の政治力恐るべしである

筑紫レポートについて
部品調達・修理工場の手配等々については、全て筑紫が行っているため、相当のストレスと疲労が出てきていますので、本日のレポートはパスしますが
今夕からレポートを再開いたしますので、お楽しみにしていてください





Sugiyama

ブラチスラバは雨模様の寒い朝,昨日も夕方から激しい雨になり,本隊も、遅れてきた我々も走行中に影響を受けたが,今日も厳しい状況が予想される。

我々のベントレーをどこで修理するかについて,当初は、明日宿泊予定のダヴォスの修理工場を予約しようと考えたが,ロンドンからの部品の配送が間に合わない恐れがある(キエフの先例がある)ので,結局パリの1日手前のトロワで修理することにした。このため部品の新たな配送先をトロワにし,またトロワのホテルに頼んで修理工場を予約してもらった。したがって,本隊はブラチスラバを出るとオーストリアを南の方に回ってアルプスに沿って行くことになるが,我々はドイツを横切って,行程を短縮することにする。

5時半に朝食。日本人チームの皆さんに現状を説明。また現金の持ち合わせが少なくなってきたので,岩崎さんからユーロの現金を貸してもらう。
9時半にトラックの業者と打ち合わせをし,10時にベントレーの積み替え作業を行って11時にブラチスラバを出発。ドナウ川の橋を渡ってすぐにオーストリアに入る。国境の検査は何もなく,うっかりしているとどこが国境か分からないくらい。EU のシェンゲン条約は国境の姿をすっかり変えてしまった。もちろんEU加盟国の国民と経済活動にとって、それまで国境で長い行列を作っていたことと比べると、大きな恩恵であることは間違いない。オーストリアに入ると車の量がとたんに増える。物流と人の動きが全然違う。

今回の移動は,ミニバンに台車を付けてその上にベントレーを載せて行くという方式で,ミニバンには二人の運転手と我々二人、それに荷物を乗せる。二人が交代で運転するので、時速90kmで走っても結構距離を稼ぐことができる。ルートは,ウイーンーリンツーニュルンベルグーハイルブロンーザールブリュッケンと走り,独仏国境を越えて、メッツからナンシーまで1050kmを15時間で走り,午前2時にホテルに入った。

今日もドイツを走行中に激しい雨になったが,幸い事故や工事による渋滞はなく順調に走ることができた。独仏の国境でも車を止めることなく通過し,国境に警察(ポリツアイ)の大きな建物があったことから,ああここが国境かと分かったような次第。

明日午前中にトロワに到着し,車の具合を早速業者に見てもらう予定。

Chikushi

チーム杉山。気持ちの良いスロヴァキアの運転手たちだった。食事を一緒にしたり,飴を貰ったりした。

  • ブラチスラバの出発風景。実に手際が良い。

  • こういう形でベントレーを引っ張る。2トンの車を乗せているので,慎重に運転。

  • でっかい二人。体重は110kg。オーバーウエイトなので割合少食。

  • ドイツのアウトバーン上のレストランで夕食。ブルスト(ソーセージ)とジャガイモ、ザウアークラウト(酢漬けのキャベツ)と,典型的なドイツ料理。

  • 午前2時にナンシーのホテルに到着。

  • ナンシー駅。ガラス張りの明るい駅。朝は寒かったので、みんなコートを着ている。

  • アウトバーンから見たドイツの原発

  • ドライブインでコースを研究中

  • ドライブインでの我が車

  • 投宿したアイビスホテルは、ヨーロッパでの大手ビジネスホテルである
    六本木に同じような名前のホテルがある

Moive

Peking to Paris Motor Challenge 2013 #94 Sugiyama&Chikushi


杉山・筑紫チームのユーラシア大陸横断記
24日目~31日目「修理・復活編」です。
次の動画は「33日目」となります。

Schladming シュラートミンク 

通貨ユーロ
1ユーロ=162.46円(2024年12月2日現在)
緯度北緯47.4°(シアトルと同じくらいの緯度)
経度東経13.7°
ビッグマック指数オーストリアでビッグマックは約583円(東京では通常320円)

<シュラートミンク>

オーストリア共和国のシュタイヤーマルク州の景勝地ダッハシュタイン・タオエルン地方の中心に位置し、ヨーロッパの最高峰アルプス山系に囲まれ、冬はスキー、夏はカヌー・狩猟・登山など、また、避暑地としても恵まれたリゾート地として発展しています。
モーツアルトの町として知られているザルツブルクから 100km、州都グラーツから 200kmのところに位置しています。ザルツブルグからグラーツを経てバルカンのユーゴスラビアやブルガリア、またビラッハを経てイタリアへと至る交易路の要衝として古くから栄えました。ただ外敵との争いも多かったらしく、今でも当時の面影が残っていて、旧市街を囲むようにして外敵から守るための城壁が随所に残っています。眼前には豪快な岩山の名峰ダハシュタイン(2995m)が聳え風光明媚なところでもあります。
海抜は平野部で 745m、高山部で 2750mあり、 オーバータオエルンで端を発したエンス川の流れは、シュラートミンク市内を通り遠くドナウ川に注いでいます。標高1900mのプラナイ岳はワールドカップの滑降コースとして有名です。
今年の初めには、2013年FISアルペンスキー世界選手権が開催されました。FISアルペンスキー世界選手権は、国際スキー連盟(FIS)が主催するアルペンスキー競技の世界選手権です。


http://en.wikipedia.org/wiki/File:Schladming_1.jpg
引用:wikimedia commons  http://commons.wikimedia.org/

<シュタイアーマルク州>

シュタイアーマルク州は、オーストリア共和国を構成する9つの連邦州のひとつで、州都はグラーツです。人口約118万人、面積16392平方km。州の紋章は銀豹。鉄資源が豊富で鉄鋼業が盛んなため「鉄の辺境地」とも呼ばれています。グラーツは自動車生産でも有名です。
スタイヤーマルク州にはスキー場も多く、近くには女子のレースが行なわれるハウスやアトミックスキーの本社工場があるアルテンマルクトがあります。1982年にはアルペンの世界選手権が行なわれそのときには、男子はシュラドミング、女子はハウスのコースが使われました。


http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Schigebiet_Schladming.jpg
引用:wikimedia commons  http://commons.wikimedia.org/

明日のルート