Day7
2013.06.03
本日のルート
岩崎&秋山チームの車両が転倒し破損したが怪我はなかった。。不本意にもキャンプ内は当事故の話題で一杯だ。事故はレースを始めてから一度も祈りを捧げなかった(秋山氏はお坊さん)罰と感じた為、太陽に祈りを欠かさない様になった。
杉山&筑紫チームはレース始まって以来、橋の無い川を渡る事となった。無事に渡れたものの、車両下部に設置していたプロテクターが破損した。後4日間は悪路が予想される為、慎重に走りたい。
加藤チームは車両に不具合が発生しリタイヤは避けられたが、整備工場が有る場所までトラックで運搬し修理をする事となった。レース復帰は3日後となる予定。
日本人チームで一番奮闘しているチームは五十嵐&北見チームである。
現在ネット環境のない場所にいるため、杉山からの衛星電話の情報をもとに、代筆しております。12日目のロシアに入国次第更新します。(スタジオKC)
岩崎・秋山チームの横転事故(正確には真逆さま、天井が下になる))は、タイムトライアルレース中
の事故です。フロントガラスはヒビだらけ、ドアは閉まらない、天井はペシャンコ等、相当なダメージを受けながらチャレンジを続行していることに対し、参加者からは神風ヒーローだと言われております
秋山様は頭に傷がありましたが、一言も痛いとは言いませんでした。 けなげだなー
Sugiyama
現在ネット環境のない場所にいるため、12日目のロシアに入国次第更新します。(スタジオKC)
ロシアのオムスクから記録します。
ブルガン発9時31分、天気は曇りから小雨。気温ははっきりしないが5度くらいか。標高は1380m。
ブルガンからムルンへの道筋では、草原に加えて、山に木が生えているのが見られるようになる。地理的にはステップフォレストと呼ぶのだそうだ。ここでは豊かな牧草地帯がひらけ,ヤギ、羊,牛の放牧や、野生の馬が至る所に見られる。ムルンへの道中,遠く山と山の間に桃源郷のような無垢の土地をいくつも見ることができた。ここはこれまでのモンゴルの中で最も豊かな土地だと思われる。
今日のラリーも大変だった。あまりのデコボコ道で,車の下をカバーしているアンダーカバー・プロテクターがはずれてしまったのだ。これ以後はいつでもオイルタンクやガソリンタンクが破損する可能性があり,そうなればゲームセット,ラリーからの退場ということになる。そこで,杉山と私は,とにかくスピードを落として,お腹を擦らないように確実に行こうと申し合わせた。
途中、タイムコントロールのスタッフから,調子はどうだと聞かれたので,実はプロテクターがはずれてしまった,と話したところ,「ゆっくり行くことだ。ロシアに行けば(行くことができれば)順位は上がっている(落伍者がそれだけ多い)」と言った。この日一番うれしい言葉だった。
その昔、ジンギスカンはホラズム王国(サマルカンド近辺)への侵攻のためにアルタイ山脈を越え,山中では1ヶ月余りに渡って狩猟を行い食料確保と訓練にあてたと言われているが,そのコースは,今日のブルガンからムルンへの間ではなかったかと想像して楽しくなった。ジンギスカンの拠点からウランバートル近辺を経て,この辺りから南下していくのが,軍団の移動に最も便利だと思えるからだ。この平原に騎馬軍団が展開するのは壮観だったであろう。
Chikushi
壮大な風景
今までに見た事の無い景色ばかりである
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車のお腹を守るアンダーカバー・プロテクターが外れ,こんなに歪んだ状態二なり,使い物にならなくなりました。
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小川を渡る様子。
撮る方は、先に渡らなければならない -
ベントレーのエンジンは快調で,少々の悪路では全く問題ない。
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左半分がぼこぼこ状態
これでよく大けが怪我をしなかった物だ -
ドアの開閉を何とかしなければならない五十嵐さんが応急措置をこうじる
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なにを思う秋山氏
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事故後お坊さん2人が、安全祈願のお祈りを上げていた所、外人も入って来た
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車を風よけに使ってテントを設営
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くつろいでいる北見住職
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砂漠地帯でのランチ
ランチボックスは毎朝渡される -
ランチボックスを配給中
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砂漠での目印
Moive
Peking to Paris Motor Challenge 2013 #94 Sugiyama&Chikushi
杉山・筑紫チームのユーラシア大陸横断記
本日の動画はございません。次の動画は「9日目」です。