Day20
2013.06.16
Sugiyama
サマラの昼間の気温は31度、快晴。朝から19度と暑い日だった。今日は日曜日なので,市民にとっては絶好の行楽日和。
しかし我々ラリー参加者にとっては,車の修理の一日。とにかくみんなが修理をしなければならないし,一方,日曜日なので開いている工場は限られているので,どうしてもそこに集中してしまう。
我々が工場に着いたのは10時だが,既に工場は満杯で,それぞれの車がフル稼働で修理を受けていた。午後1時半まで何もしないで待たされる。事務局のスタッフが出向いていて,何があっても必ず今日中に修理をするからというので,ただひたすら待つこと3時間半,ようやく車をリフトアップすることが出来た。
気になっていたブレーキとクラッチを点検。幸い両方とも無事修理出来て,明日以降も何とか走れる状況。一緒に行った日本人チームの車も同時に修理作業。午後4時に3台の車の修理が終わったときは、みんなヘトヘトで,ホテルに帰ってすぐにシャワーを浴びた。
朝食のときに,58番の秋山さんから,昨日の日本人墓地の方向に向かってみんなで読経・合掌したいとの提案があった。全員すぐに賛成したが,車の修理が長引いたため,午後6時に実行した。ろうそく(線香の代わり),お花、水、供物を用意して,ホテルの前のグリーンの上で北東の方向に向かって合掌した。その場所は,オレンブルグスカヤ郡、ボーリスキノン村で,サマラの北東200kmほどの地点と思われる。
マザー・ヴォルガ(母なるヴォルガ)。夕食に行くとき,この言葉にタクシーの運転手は「ダー,ダー(イエス,イエス)」と敏感に反応した。ヴォルガ川はすばらしい川だ。今日の午後、修理工場の近くにヴォルガ川の遊泳場があるので,作業の合間に見に行ったところ、暑い休日の午後ということで,大変な人出だった。冬が長いロシア人にとって最高の日であるに違いない。オビ川をはじめシベリアの川は北に流れているが,ウラル以西の川は南に流れ,中でもヴォルガ川は広大な流域面積を持ち、まさに母なる川としてロシアの大地を潤している。
明日は同じヴォルガの川沿いのサラトフに向かう。そこまでの道は悪いそうなので,心して走りたい。
杉山は、連日の疲れと今日の修理の心労で,ブログを今日は書かないで休んでしまいました。皆様にくれぐれもよろしくとのことです。明日またブログを再開します。
Chikushi
日本人墓地の方向に向かって合掌。我々は車で延々と走ってきたが、ここまで日本兵が抑留されていたとは・・
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みんなで読経・合掌の準備をする。読経は北見さん、秋山さん。花束も特別注文で用意した。
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修理工場の模様。日産の車は排気ガスのパイプを修理する。
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母なるヴォルガ。青い空の下,悠然と流れる。
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海水浴ならぬ川水浴。女性はみんなビキニ姿。子供は振りチン。貴重な太陽を少しでも多く浴びたい。
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南に流れるヴォルガ。この先の方で左からサマラ川が合流する。サマラの市街は河岸段丘の丘になった高台に開ける。
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夕食はロシア料理の店で。みんなで鋭気を養う。
Moive
Peking to Paris Motor Challenge 2013 #94 Sugiyama&Chikushi
杉山・筑紫チームのユーラシア大陸横断記
本日の動画はございません。次の動画は「22日目」です。