Day11
2013.06.07
本日のルート
本日はアルタイ山脈越えのルート。標高は2500メートルに達した。
マウンテンバイクで上るような坂道もあり、先に行く車が下がってきてなかなか上れていなかった。幸いにも我々の車は排気量が大きいので、比較的スムーズに上ることができた。
道中、オアシスのような大きな川があり、牛や羊の群れに遭遇。おそらく遊牧しているのだが、連れている人はヨーロッパ人の風貌をしており、ロシアが近くなったことを感じる。
キャンプ地は標高2100メートルで気温はマイナス6度。
通販でマイナス25度まで耐えられるという寝袋を買い使用しているが、あまり役に立っているとはいえず、非常に寒い。
ミネラルウォーターは完全な氷となり、エンジンのかかりも悪い。
明日のルートは600Kmほどあるので、比較的整備された道を走るのではないかと期待している。
現在ネット環境のない場所にいるため、杉山からの衛星電話の情報をもとに、代筆しております。12日目のロシアに入国次第更新します。(スタジオKC)
砂漠最後の日
今までは寒いためオーバーヒートは一度もないが、エンジンオイルは良く食う(毎日入れる)
ブレーキ使用の頻度が高いためか、ブレーキの効きが悪くなってきた
誰もが、朝のエンジンスタートにはは緊張している
今朝、我が車のエンジンが寒さのためなかなか掛からない、一瞬不安になるが五十嵐さんがいるので
安心 その五十嵐さんのエンジンが掛からなくなったので、当方の車から電源供給する
少しの恩返し
Sugiyama
現在ネット環境のない場所にいるため、12日目のロシアに入国次第更新します。(スタジオKC)
エカテリンブルグから追記します。
ウウレク湖畔のキャンプ地では早朝から強風が吹き荒れ,しかも風向きが変わって,テントの出入り口の方から吹いてくるので出るに出られない。湖畔には周りに遮るものがないので実に強力な風だ。テントの出入り口は風下に置くのが鉄則なのでそうしておいたのだが,自然の力は人間の知恵を越える。
今日のコースは山の峠越えで,標高1300mのウウレク湖から2300mの峠まで一気に上り,これを越えて行くと豊富な水量の川があり,標高1000mの高原では木が青々と茂っている。川の水源と見られる所に小さな湖があり,その周辺だけが緑なのでこれがオアシスかと推測する。次いで1800mの峠を越えてオルギイの町に入り、給油。
このモンゴル西端の町で人々の顔が変わった。それまでの丸顔で平らな、いわゆるモンゴル人の顔から、細長く彫りの深い顔になり,中央アジアの雰囲気になってきた。東京で弁護士事務所の大先生から,今度のラリーで「どこから目の色が変わるか見てきてほしい」と言われてきたが、このオルギイの町で初めて青い目の人たちに会った。
今日のラリーでは道を間違えて2kmほど走ったが、すぐに戻ってルートに乗ることが出来た。これまでの学習の効果が出てきたが,そこでほっとして昼食をとった後、ルートブックのNr 2 を置き忘れてしまった。車を止めているときに,助けが欲しいときはSOS、問題がないときはOKのサインを出すことになっており、そのルートブックでOKと表示して後ろのバンパーの上に置いていたのだが,出発するときに忘れてしまった。取りに帰るとまた時間が遅くなるので,涙をのんでそのまま走ることにした。
午後4時、国境のキャンプ地に到着。風が強い。近くの山の間から雪を冠った遠くの山が見え、そこから冷たい風が吹いてくる。夕方は気温が5−6度だったが,夜にはマイナス2度くらいになるだろうとのこと。
明日はモンゴルを出てロシアに入る。
キャンプでの生活は大変だったが,慣れてくると,明日ここを去るのが寂しい感じがする。
Chikushi
今日の宿泊地の地名 国境 だって
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寒々とした風景
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道中オアシスを発見
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豊富な水流
この川を、砂漠に利用できなノでしょうか? -
この水を砂漠に流せば、黄砂対策になるのではないかと思うほど、豊富な水の量である
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キャンプ地が見えて来た
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この一角だけ樹木が多い
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ジャパンエンバシー
この中に神風(岩崎チーム)がいると言っていました。 -
キャンプ地
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ここで迷子になると辛い
追越車を待つのみだが、10分経ってもこないと不安になる
Moive
Peking to Paris Motor Challenge 2013 #94 Sugiyama&Chikushi
杉山・筑紫チームのユーラシア大陸横断記「11日目」です。
次の動画は「16日目」です。